ゲッティンゲン大学、ふつうの(正の)エネルギーだけで光より速く動く「ワープの泡」を計算で示す
このページの公開: / 最終更新: / 書いた人:トゥモローノート編集部

この発表のまとめ
ドイツのゲッティンゲン大学は2021年3月9日、光より速く移動する「ワープ」について、これまで必要とされた負のエネルギーの物質を使わず、正のエネルギーだけでできる新しい解を計算で見つけたと発表しました。ただし必要なエネルギーは木星の質量の数百倍にあたり、まだ理論の段階です。
- だれが
- ゲッティンゲン大学(Georg-August-Universität Göttingen)(大学・研究機関)
- いつ
- に発表
- どこで
- ドイツ・ゲッティンゲン
- 段階
- 理論・アイデア
いまの段階
いまの段階:理論・アイデア(5段階のうち1つめ)
段階は、発表や論文に書かれた事実から選んでいます。「理論・アイデア」は、計算や構想の段階で、まだ実験で確かめられていないものです。
公式の発表に書かれていること
- これまでのワープの研究は負のエネルギーを持つ物質が必要で、その物質は見つかっていないか、使える量をつくれない。
- 今回の研究は、正のエネルギーだけを使う新しい種類の「ソリトン」(形を保って一定の速さで進む波)を示した。
- 必要なエネルギーは、木星の質量の数百倍にあたる。
- いまの原子炉で扱える範囲にするには、エネルギーを約30桁減らす必要がある。
- 論文は Classical and Quantum Gravity に載った。
出典:ゲッティンゲン大学「Breaking the warp barrier for faster-than-light travel」(2021年3月9日)(2021年3月9日)
発表に書かれていないこと(効き目・安全性・値段・確実な時期など)は書いていません。この内容は2026年10月14日に公式の発表を確かめたものです。誤りや続報に気づいたら訂正の申し出からお知らせください。
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よくある質問に、この記事に書いてあることだけで答えます。
ワープはできるようになったの?
いいえ。正のエネルギーだけでできる新しい解を計算で見つけたという、理論の段階の発表です。
何が新しいの?
これまでのワープの研究は、見つかっていないか使える量をつくれない負のエネルギーの物質が必要でした。今回は正のエネルギーだけを使う新しい種類の「ソリトン」を示しました。
どれくらいのエネルギーが要るの?
木星の質量の数百倍にあたるエネルギーが要ります。いまの原子炉で扱える範囲にするには、約30桁減らす必要があります。
論文はどこに載ったの?
Classical and Quantum Gravity に載りました。
