2010年宇宙の旅(小説)の木星探査は実現した? 有人の木星行きと衛星探査のいま
このページの公開: / 最終更新: / 書いた人:トゥモローノート編集部

この回のまとめ
小説『2010年宇宙の旅』は、2010年に宇宙船が人を乗せて木星へ向かい、その衛星を調べる未来を描いた作品です。人を乗せた木星行きは実現していません。いまは無人の探査機2機が木星の衛星へ向かっている途中で、到着は2030年代の予定です。
まだ開発の途中1現実にならなかった1
- 本(SF小説)
- 2010年宇宙の旅(アーサー・C・クラーク)
- 作られた年
- 1982年
- 描いた未来の年
- 2010年
- 確かめた日
作品・記録についての出典:
描かれた未来と、いまの現実
-
現実にならなかった人を乗せて木星へ
描かれた未来
2010年に、人を乗せた宇宙船が木星の近くまで飛んでいく。
いまの現実
いま木星へ向かっている探査機は、どちらも人が乗らない機械の探査機です。NASAのエウロパ・クリッパーは「robotic solar-powered spacecraft」と紹介されています。人を乗せた木星行きの計画は、今回確かめた資料には出てきません。
- Europa Clipper(NASA)

イメージ画像(AI で作成)。人が乗らない探査機が木星へ向かうイメージ -
まだ開発の途中木星の衛星を調べる
描かれた未来
宇宙船が木星の衛星を近くから調べる。
いまの現実
NASAのエウロパ・クリッパーは2024年10月14日(Oct. 14, 2024)に打ち上がり、2030年4月(April 2030)に木星へ着く予定です。エウロパに生命に適した環境があるかを調べ、近くを通るフライバイを49回行う予定とされています。ESAのJUICEは2023年4月14日(14 April 2023)に打ち上がり、2031年7月(July 2031)に木星へ着く予定です。ガニメデ・カリスト・エウロパの3つの衛星を調べ、35回のフライバイを予定しています。どちらも着く前の途中の段階で、衛星の調査はこれからです。
- Europa Clipper(NASA)
- Juice(欧州宇宙機関(ESA))

イメージ画像(AI で作成)。探査機が木星の衛星の近くを通るイメージ
- 現実になった描かれた形に近いものが、いま実際にある
- 近いものはある近いものはあるが、描かれたとおりではない(形が変わった・一部だけ)
- 別の道に進んだ描かれた方向ではなく、別のやり方・別の目的に開発の舵が切られた
- まだ開発の途中研究や試作の段階で、売り物やだれでも使える形にはなっていない
- 現実にならなかった描かれたとおりにはなっていない
「実際に形になったもの(公式)」の動画とページは、作った会社の公式のもので、トゥモローノートは広告料を受け取っていません。作品はフィクションです。作品の中で描かれた未来は短くまとめたもので、本文では作品の画像やセリフは使っていません(「この作品を見る」の商品の画像は楽天ブックスのものです)。いまの現実は、公式の資料(上の出典)をもとに書いています。判定は編集部の見立てで、新しい発表があれば直します。
ほかの「過去の未来」
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よくある質問に、この記事に書いてあることだけで答えます。
人を乗せて木星へ行った?
いま木星へ向かっているのは、人が乗らない機械の探査機です。NASAのエウロパ・クリッパーは「robotic」な探査機と紹介されています。人を乗せた木星行きは、確かめた資料には出てきません。
いま木星へ向かっている探査機は?
NASAのエウロパ・クリッパーと、ESAのJUICEの2機です。クリッパーは2024年10月14日に、JUICEは2023年4月14日に打ち上がりました。
木星にはいつ着く?
エウロパ・クリッパーは2030年4月、JUICEは2031年7月に着く予定です。どちらも予定で、着いたわけではありません。
どの衛星を調べる?
エウロパ・クリッパーはエウロパに生命に適した環境があるかを調べます。JUICEはガニメデ・カリスト・エウロパの3つの衛星を調べます。
衛星に近づく回数は?
エウロパ・クリッパーはエウロパへのフライバイを49回、JUICEは木星の衛星へのフライバイを35回予定しています。
有人の木星探査はこれから行われる?
発表には書かれていません。確かめた資料には、人を乗せた木星探査の計画は出てきません。