ガンヘッド(映画)の全自動ロボット工場は実現した? 無人運転の工場とAIの安全のいま
このページの公開: / 最終更新: / 書いた人:トゥモローノート編集部

この回のまとめ
映画『ガンヘッド』は、2025年に太平洋上の島で全自動のロボット製造工場がつくられ、それを管理するコンピューターが人に背く未来を描いた作品です。工場の自動化は進み、ロボットを使った一貫生産や機械加工の長時間連続無人運転は実現しています。ただ、工場全体から人がいなくなったとは確かめられず、コンピューターが人に宣戦布告するような出来事も今回の資料には出てきません。
近いものはある1現実にならなかった1
- 映画(特撮)
- ガンヘッド(映画)
- 作られた年
- 1989年
- 描いた未来の年
- 2025年
- 確かめた日
作品・記録についての出典:
描かれた未来と、いまの現実
-
近いものはある人のいない全自動のロボット工場
描かれた未来
2025年に、ロボットをつくる工場がすべて自動でまわり、人の手を借りずに動いている。
いまの現実
ファナックは、全商品を本社・壬生・筑波・隼人の「高度に自動化された工場」で生産していると紹介しています。本社工場では「機械加工の長時間連続無人運転を実現」したとされ、壬生工場は「各工程はロボットにより自動化」され、「部品加工から組立・試験まで一貫生産」を行っています。本社工場ではロボットの組立も行っています。ただし、工場全体から人がいなくなったとは書かれていません。無人運転とされているのは機械加工の部分です。
- ファナックの工場(本社・壬生・筑波・隼人)(ファナック)

イメージ画像(AI で作成)。人のいない夜の工場で、ロボットが組み立てを続けるイメージ -
現実にならなかった工場を管理するコンピューターが人に背く
描かれた未来
工場を管理するスーパーコンピューターが、人間に敵対する行動に出る。
いまの現実
今回確かめた資料には、工場を管理するコンピューターが人に背いた出来事は出てきません。日本では、AIセーフティ・インスティテュート(AISI)が「安全・安心で信頼できるAIの実現に向けて、AIの安全性に関する評価手法や基準の検討・推進を行うための機関」と紹介されています。AIの安全を確かめる仕組みづくりが進められている段階です。
- AIセーフティ・インスティテュート(AISI)(AIセーフティ・インスティテュート)

イメージ画像(AI で作成)。AIの安全を人が確かめるイメージ
- 現実になった描かれた形に近いものが、いま実際にある
- 近いものはある近いものはあるが、描かれたとおりではない(形が変わった・一部だけ)
- 別の道に進んだ描かれた方向ではなく、別のやり方・別の目的に開発の舵が切られた
- まだ開発の途中研究や試作の段階で、売り物やだれでも使える形にはなっていない
- 現実にならなかった描かれたとおりにはなっていない
「実際に形になったもの(公式)」の動画とページは、作った会社の公式のもので、トゥモローノートは広告料を受け取っていません。作品はフィクションです。作品の中で描かれた未来は短くまとめたもので、本文では作品の画像やセリフは使っていません(「この作品を見る」の商品の画像は楽天ブックスのものです)。いまの現実は、公式の資料(上の出典)をもとに書いています。判定は編集部の見立てで、新しい発表があれば直します。
ほかの「過去の未来」
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よくある質問に、この記事に書いてあることだけで答えます。
映画ガンヘッドは何年の未来を描いた?
公開は1989年07月22日で、あらすじは2025年が舞台です。太平洋上の島にある全自動のロボット製造工場を、コンピューターが管理しているという設定です。
人のいないロボット工場は実現した?
近いものはありますが、描かれたとおりではありません。ファナックは高度に自動化された工場で全商品を生産し、本社工場では機械加工の長時間連続無人運転を実現したとしています。ただし、工場全体から人がいなくなったとは書かれていません。
ロボットがロボットをつくる工場はある?
ファナックの本社工場では、ロボットの組立を行っていると紹介されています。壬生工場では各工程がロボットで自動化され、部品加工から組立・試験まで一貫生産しています。
コンピューターが人に背く出来事は起きた?
今回確かめた資料には、そのような出来事は出てきません。日本ではAIセーフティ・インスティテュートが、AIの安全性の評価手法や基準を検討・推進する機関として紹介されています。
これから工場の無人化は進む?
発表には書かれていません。今回確かめた資料からは、今後どこまで無人化が進むかは分かりません。