1901年の「二十世紀の予言」は当たった? 報知新聞が描いた電話・汽車・天気予報のいま
このページの公開: / 最終更新: / 書いた人:トゥモローノート編集部

この回のまとめ
1901年の正月、報知新聞は「二十世紀の豫言」として23項目の未来を並べました。遠くの人と話す電話、顔の見える電話、時速240km以上で走る汽車。どれも形を変えて、いまの暮らしになっています。
現実になった3近いものはある1
- 新聞の記事
- 報知新聞「二十世紀の予言」
- 作られた年
- 1901年
- 描いた未来の年
- 20世紀のあいだ(1901〜2000年)
- 確かめた日
作品・記録についての出典:
- 二十世紀の豫言(報知新聞 明治34年1月2日・3日の23項目の見出し)(トヨタ産業技術記念館)
- 石田裕久「未来予測と人間関係」『人間関係研究』10号(予言の中身の要約)(南山大学 人間関係研究センター)
- 報知新聞(マイクロフィルム・明治5年〜昭和17年)(国立国会図書館)
描かれた未来と、いまの現実
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現実になった無線電信と電話
描かれた未来
線の無い電信と電話が世界に広がり、東京にいながらロンドンやニューヨークの友人と話せるようになる。
いまの現実
総務省の令和7年の通信利用動向調査(2026年5月公表)では、スマートフォンを持つ世帯が91.8%。線の無い電話で、海外の人とも話せるのが当たり前になりました。
- 令和7年通信利用動向調査の結果(総務省・2026-05-29)

イメージ画像(AI で作成)。明治のころの壁掛け電話と、いまのスマートフォンのイメージ -
現実になった写真電話(顔の見える電話)
描かれた未来
電話で話す相手の姿が、目の前に映るようになる。
いまの現実
同じ調査で、インターネットを使う目的でいちばん多いのは「SNS(無料通話機能を含む)」の82.3%。スマートフォンのビデオ通話で、顔を見ながら話せるようになりました(この数字はビデオ通話だけの割合ではありません)。
- 令和7年通信利用動向調査の結果(総務省・2026-05-29)
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現実になった汽車の速さ
描かれた未来
汽車は時速240km以上で走り、東京から神戸まで2時間半で着くようになる。
いまの現実
東海道新幹線の最高速度は時速285km。東京〜新大阪は最速2時間21分です(JR東海)。
- About the Shinkansen(東海旅客鉄道(JR東海))

イメージ画像(AI で作成)。田園を走る高速列車のイメージ。実在の車両を写したものではありません -
近いものはある嵐を前もって知る
描かれた未来
天気の変わり目を1か月以上前に予報できるようになり、大砲で嵐を雨に変えて防ぐ。
いまの現実
気象庁は、気温や降水量の傾向を「1か月予報」「3か月予報」として出しています。ひと月先の天気の傾向は分かるようになりましたが、大砲で嵐を雨に変える方法はありません。
- 季節予報(1か月予報・3か月予報など)(気象庁)
- 現実になった描かれた形に近いものが、いま実際にある
- 近いものはある近いものはあるが、描かれたとおりではない(形が変わった・一部だけ)
- 別の道に進んだ描かれた方向ではなく、別のやり方・別の目的に開発の舵が切られた
- まだ開発の途中研究や試作の段階で、売り物やだれでも使える形にはなっていない
- 現実にならなかった描かれたとおりにはなっていない
「実際に形になったもの(公式)」の動画とページは、作った会社の公式のもので、トゥモローノートは広告料を受け取っていません。作品はフィクションです。作品の中で描かれた未来は短くまとめたもので、本文では作品の画像やセリフは使っていません(「この作品を見る」の商品の画像は楽天ブックスのものです)。いまの現実は、公式の資料(上の出典)をもとに書いています。判定は編集部の見立てで、新しい発表があれば直します。
ほかの「過去の未来」
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よくある質問に、この記事に書いてあることだけで答えます。
どれくらい当たったの?
この記事で見た4つのうち、無線電信と電話・写真電話(顔の見える電話)・汽車の速さの3つは「現実になった」、嵐を前もって知るは「近いものはある」です。
いつの記事?
1901年の正月に、報知新聞が「二十世紀の豫言」として23項目の未来を並べました。
汽車の予言は当たった?
予言は時速240km以上・東京から神戸まで2時間半でした。いま東海道新幹線の最高速度は時速285kmで、東京〜新大阪は最速2時間21分です(JR東海)。
顔を見ながら電話できるようになった?
スマートフォンのビデオ通話で、顔を見ながら話せるようになりました。総務省の調査で、インターネットを使う目的でいちばん多いのは「SNS(無料通話機能を含む)」の82.3%です(ビデオ通話だけの割合ではありません)。
嵐は防げるようになった?
気象庁は「1か月予報」「3か月予報」を出していて、ひと月先の天気の傾向は分かるようになりました。大砲で嵐を雨に変える方法はありません。